どまつりの遊び方を教えてくれたのは歓喜団だった。
好きなテーマを決めて、
それに合うように曲を考えて、
あーだこーだ言いながら振り考えて、
素人なりに見せ方、構成、演出こだわって。
よさこいという枠に縛られない歓喜団は、自由だった。
高校を卒業し、大学に入学した歓喜団二年目。
原始を踊りながら、今後の方向性を模索していた。
歓喜は楽しい。すごく楽しい。
居心地はとてもいい。
かわいがってもらってたと思う。
でも、どこか物足りなかった。
もっとかっこいい踊りがしたかった。
社会人に合わせたチームスケジュールは、
時間と気持と体力を持て余した自分にとって物足りない感じがした。
このまま居心地のいい歓喜で踊り続けるか。
他のチームに移るか。
はたまた、学生実行委員となって、どまつりを作る側になるか。
もう、いっそ自分のやりたいようにチームを作るか。
ひと夏原始を踊り切り、胸の内に想いを固めた。
例の学ランのチームが脳内に誕生した瞬間。
思い切った決断を後ろにあったものは、
歓喜が教えてくれた、「どまつりの遊び方」だった。
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